お仏檀の開眼法要

通常、日本語変換の場合、おぶつだんの漢字は【お仏壇】と変換されますが、当店では、あえて【お仏檀】と表記しています。どちらが正しくて、どちらが誤り、と言うことではなく、木の持つやさしさやぬくもりを、私自身は意識してゆきたいから【檀】を選択しております。

■ 購入のワンポイント

近年は、家族のどなたかがご逝去された時に、はじめてお仏檀を購入される方が多いようですが、その場合、どうしても葬儀後のダイレクトメールや、業者のセールストークに振り回されて悩んでしまいます。

その例としまして、三十五日又は四十九日までに買わないといけないと急がせたり、また、真宗の施主様にまで位牌を黒塗りにしましょうとか、お盆に提灯をお使いくださいと勧めたりなどがあります。

お葬式は突然やってきますが、お仏檀は何十年もおまつり供養いただくものなので、あわてずにゆっくりと、考えてから購入しても遅くないですよ。

でも、何をどうすれば良いのか解らないと思いますので、
以下にご紹介しますホームページなども、ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

■ 新しいお仏檀の開眼法要で 用意するもの

お仏檀をご購入されますと、家具や電化製品などと違いましてお仏檀配達設置後、すぐにおまつり供養が出来るわけではありません。

お寺様をお招きして【開眼法要】のお勤めをしていただきましょう。
(ご法事の時のように、長いお勤めではありません。)

そのときに、用意するものは、地域や宗派により違いがありますので注意が必要です。
お寺様のお参りが午前中の場合は、少なくとも前日までに用意しておきましょう。

特に紅白のお餅は、前もって和菓子屋さんなどに依頼しておかないと、すぐに用意が出来ませんので注意が必要です。

■ 当日に必要な品物

  1. 「紅白のお餅」又は、紅白まんじゅうを一対(紅2個・白2個)
  2. 「赤飯」、お店で売っている1パック(1合~2合)
  3. 「仏様用の花」、花瓶が2つある場合は一対(左右)必要です。
  4. 「朱色の和ろうそく」 ← 当店でお仏檀購入の方は、無料でご用意いたします。
  5. 「お菓子・海の幸(こんぶ)・山の幸(くだもの)・里の幸(お野菜)」などを、お盆に半紙を敷いて適度に盛りつけます。
  6. 霊供膳」に、精進料理(肉や魚などの生臭いものは使わない料理)をお供えします。
     ※ ただし、浄土真宗では不必要ですので省いてください。

■ お寺様へのお布施の表書き一例

お布施の金額目安(大阪の場合)
あくまでも参考程度ですので、必ずしもこの金額の範囲内ということではありません。

12345
宗旨一般
(浄土真宗以外)
本願寺派
浄土真宗(西)
大谷派
真宗(東)
各宗派共通各宗派共通
水引の色紅白
熨斗なし
紅白
熨斗なし
紅白
熨斗なし
無地
又は紅白
無地
又は紅白
表書き
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入仏法要御布施
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御移徙法要御布施
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御膳料
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御車代
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金額目安30,000円~
100,000円
20,000円~
50,000円
20,000円~
50,000円
5,000円~
10,000円
5,000円~
10,000円
  • 一般 (浄土真宗以外)・・・上記の 1番+4番+5番 をご用意します。
  • 本願寺派 浄土真宗(西)・・・上記の 2番+4番+5番 をご用意します。
  • 大谷派   真宗(東)・・・上記の 3番+4番+5番 をご用意します。

※ ワンポイントアドバイス
お寺様に差し出す金封の表書きは、御経料・御回向料・戒名料などとはせずに、
「御布施(おふせ)」 「御法礼(ごほうれい)」 「御懇志(ごこんし)」 「志(こころざし)」といたしましょう。

また、お寺様にはお迎えの車を差し向けるのが一般には礼儀ですが、
迎えの車を出しても必ず「御車代」としてお渡ししましょう


上記の開眼法要で用意するものを、 PDF形式 でダウンロードすることが出来ます。

ダウンロードしたファイルの中に、青線で囲まれた部分をクリックすると、表書きした金封の写真が見ることが出来ます。